根性論｜中山町のピアノ教室

今ではすっかり悪しき教育観の代表みたいな扱いですが、
意外（？）にも私は根性論が好きです。

本番当日、試験当日という、
いまさら何の用意も出来ない、
「イザ勝負！」という状況下では
根性あるのみとも思います。

ただ、
「自分自身に求めるものであって他人に強要するものではない」
と思います。

特に「気持ち」という目に見えないものは、
「“根性を出して課題を克服して欲しい”のではなく
根性を出して頑張っている姿を“自分（大人）が見ていたい”」
というのに、すり替わる危険性が十分にあり、
その感情には満足というのが無く、
際限なく相手に求め続けてしまいます。

そして、根性論の最大の弊害は、
考えるのを止めて、質より量を追い始める
という点。

間に合わないのであれば、休まなければいい。
1分でも1回でも多く長くやる。

根性を出して、ひたすら取り組むというのは、
考える事、決断する事からの逃げに
使われえる一面もあります。

では、
「根性で無ければ乗り越えられないものもあるという事、
そしてそれを根性を出して何かを乗り越える大切さ」
これを子どもたちに学んでもらうには
どうすればいいのか？

それはやはり、
自分自身が根性を出している姿を見せること

これに尽きるのではないでしょうか。
「気持ち」というのは伝染するものです。

大人のそういった姿勢が、
子どもたちの生き方に
良い影響を与えられたらと思います。

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