レッスンで私が意識して気を付けていることがあります。
それは「とりあえず5秒待つ」ということです。

子どもたちに何か指示を出したとき
例えば、
「カバンから楽譜を出して」とか
「3段目の2小節目からもう一度弾いて」とか。

しかし指示を出したのに、
なかなか動き出さない子っています。
そうすると大人側としては、
つい言いたくなります。
「早くしなさい」と。

しかしそんな時に
「とりあえず5秒」待ってみます。
そうすると大抵は
その5秒の間に動いてくれます。

実際やってみると
これがなかなか難易度が高く、
（自分は5秒すら待てないのか…）
とヘコむこともあります。

しかし「早くしなさい」という言葉を
言わずにすんだ。（子ども側からすれば言われずにすんだ）
というのはとても大きなことだと思うので
頑張っています。

以前ツイッターにこのような文章をあげました。

レッスン手法を悩む生徒がいる。
いろいろと試行錯誤したが、
なかなか上手くいかない。
そうこうしていると、生徒が自分で
自身に合ったレッスンを作り始める。
遠回りも続けていれば、
いつかは光が見えてくる。
無駄というものは存在しない、
無駄と思わなければ。

これは今でもそう思います。
何にしても子どもと言うのは
待ってさえあげれば自分で答えを
見つけに行くものなのかもしれません。

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