I(アイ)メッセージ|中山町のピアノ教室

「Iメッセージ」というのがあります。

Iとは英語の“私”を意味する
アイです。
I am a boy の  I  です。

相手に伝えるときに
主語が「私(I)」で伝えます。

それに対するものが
youメッセージです。
主語が「あなた(you)」となっています。

「あなたは○○だ」というのがyouメッセージで
「私は○○と思う」というのがIメッセージです。

例えば、
「いつまでもダラダラしてないでピアノ弾きなさい」
これはyouメッセージです。

この様に実際の会話には省かれてますが、
言葉の中に
「(あなたは)いつまでもダラダラしてないで練習しなさい」
というように相手が主語で、
相手への(あなたは)が含まれています。

このようなメッセージをいくら相手に投げかけても、
相手は小言が過ぎ去るのを待つだけで
一向に事態は好転しません。

それをIメッセージで伝えると
「私はそろそろ練習をして欲しいと思う」
となります。

主語が自分(私は)になったので、
自分の気持ちを伝える声掛けになります。

youメッセージを投げかけられた子供は、
自分の行動を相手の希望通りに変えさせた
様に受けとってしまいます。

しかし、
Iメッセージの場合、
自分の行動が変わることが誰かの為になっている
と感じることができます。

これは叱る時だけでなく
褒めるときも同じです。

ついつい
「上手だね」や
「練習頑張ったね」
とyouメッセージを使ってしまいがちですが、

それを
「良い演奏を聞けた」や
「練習頑張ってくれて嬉しい」
とIメッセージで伝えることで、
よりその子の可能性が広がります。

結局、人は子どもと言えども
誰かの為になることで、
自分の存在価値を確認するものだと思います。

大人の理想通りになるべく
操作するのではなく、
子どもの自主的な向上を促す言葉が
溢れてもらえたらと思います。

当教室では現在生徒さんを募集しております。
オンラインレッスンもございます。

体験レッスン申し込みはコチラから
お問い合わせ | 沖田音楽院|シニアコース|中山のピアノ教室 (okitaongakuin.com)

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https://okitaongakuin.com/?p=538

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壁は乗り越えてしまえば防波堤|中山町のピアノ教室

ピアノを習っていれば当然、いろいろな壁に
ぶち当たることがあります。

なかなか上達しない…
練習時間がとれない…
などなどいろいろあると思います。

その中でもなかなかやっかいな壁が、
自分では壁だと思っていない壁です。

代表的なものでは、
「譜読み」
自分では弾けているつもりなのだが、
実は譜面が読めてない
という状態があります。

何故、そんな状態になってしまうのか?
それは曲を弾くときに見本などを
聞いてそれを丸覚えしていると
そうなってしまいます。

いわゆる「耳コピ」というものです。

自分もう弾けていると思っている曲の
譜面をイチから丁寧に読み解いていく
というのは本人にとってはとても
ストレスがかかる作業です。

ですので、この壁を乗り越えるのは
とても大変なのです。

では、どうやって乗り越えるか…
そこはやっぱり先生との信頼関係が
大きく影響します。

ここが独学と教室に通うことの
大きな差でもあります。

「納得は出来ないが
この先生の言うことを聞こう」

そう思ってもらえるかどうかで
こういった壁が乗り越えられるか
乗り越えられないかが決まります。

壁は乗り越えてしまえば
防波堤になってくれます。

是非ともいろいろな壁を
(一緒に)乗り越えて
成長してもらいたいと思います。

 

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同行教育|中山町のピアノ教室

同行教育という言葉があります。

言葉の文字からすると
同じ行いをして教え育てる。
という意味でしょうか。

道徳教育と比較される事が多く、
道徳教育は「○○してはいけません」
或いは「○○しなければいけません」
というように指導者側があらかじめ用意しておいた
「到達基準」に向けて、
生徒を操作、管理するもの。

一方、同行教育は
「出来る方法を一緒に模索して行こう。
出来るまでの道のりを一緒に歩んで行こう」
と、生徒の成長と一緒に指導者として成長していこうとする理念です。

育児書などででよく、
「親といえど最初から親ではない子どもと一緒に親になっていくのである」
という言葉があったりしますが、
それと考え方は一緒かと思います。

確かに大人は子どもよりも
遥かにいろいろなことを知っていますし、
出来ることも多いです。

ですので、子どもに対して
こうしなさい、ああしなさいと
上から指示指摘してしまいます。

しかし大人側が
「改善するまでの方法を共に考えて行こうよ」
という姿勢を見せることで
子どもたちも安心して
いろいろなことにチャレンジできるのでは
ないでしょうか。

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早くを禁止にしました|中山町のピアノ教室

中山ピアノ教室レッスン

こんな張り紙がしてあります。

「はやく」をきんしにしました。
つかったらおしえてね。

と書いてあります。

レッスンをしていると
自分がある単語を
連発していることに気付きます。

それは
「早く○○しましょう」
という言葉です。

限られた時間内に
カリキュラムを消化しようと
思うと、ついこの
「早く」という単語を使ってしまいます。

この言葉は生徒を
コントロールしようとしている言葉です。

しかし
自主性に任せたり、
見守ったりすることで
生徒たちは成長していきます。

その為には先生は
待たなくてはなりません。

ですので教室では
私が「はやく」という言葉を
使うことを禁止にしてみました。

そして使ってしまった場合は
指摘してもらうことを
紙に書いて張り出しました。

やってみると、
これがなかなか難しい…

無意識に使っているらしく。
生徒からバンバン指摘が入ります。

スピード重視の現代ですが、
だからこそ一人ひとりの進むペースを
尊重した教室になれればと思います。

 

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【カード活用術】調号編

今回は調号を覚えてもらうやり方です。

・#♭の付く順番
・ト長調などの名前の順番
・A majorなどの名前の順番

この3点のためのカリキュラムです。

まずは名刺カードに

・ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ
・シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ
・ト・ニ・イ・ホ・ロ・嬰ヘ・嬰ハ
・ヘ・変ロ・変ホ・変イ・変ニ・変ト・変ハ
・G・D・A・E・F#・C#
・F・B♭・E♭・A♭・D♭・G♭・C♭

これら6種類を書き込み
ラミネートします。

 

■#の付く順番

まずは「ファドソレラミシ」を覚えてもらいます。
ただひたすら繰り返して覚えてもらいます。

私はこれを覚えるのがけっこう好きな子でした。
「ファドソレラミシ」「ファドソレラミシ」
…ってなんか呪文のようで言ってて面白くないですか?
「ぎゃーてぎゃーてはらそーぎゃーてー」…みたいで。

まぁそんなのはともかく…
覚えてもらったら

カードで並べてもらいます。
無造作に置かれたカードを…

こんな感じに。

 

そして先ほど並べた#順の下に
「ト・ニ・イ・ホ・ロ・嬰ヘ・嬰ハ」
カードを置きます。

さらにそのその下には
「G・D・A・E・F#・C#」カードです。

これははからずも、
「日本名でいうところのトは英語だとG。
ニはD…」
という勉強にもつながりました。

カード教材はこういった
講師側が予期しなかった学習を
生徒に与えられることが
よくあります。

 

 

■これを♭系でもやります。

 

■まとめ■

#の付く順番を覚えれば、
新しい課題曲に入ったときに、

先生「#が3つだね。…ってことは?」
生徒「ファ・ド・ソ!」
と、即答してくれます。

そしてそれが何のキーか分かれば、
左手の“おおよそ何を弾けばいいのか”
が分かるようになります。

 

【 カード活用術シリーズ 】

【カード活用術】リズム・アドリブ編
【カード活用術】譜読み&楽典 part1
【カード活用術】譜読み&楽典 part2
【カード活用術】#♭特訓
【カード活用術】調号編

 

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